『愛する人』 母と子とは。また、母と子を超えて。


f:id:batchbonda:20160503034359j:image

愛する人
という映画を観た

母と子のお話し。

養子制度が浸透してない日本では
あまりなじみないけど
浸透してる所では
こういうことはままあるのだろうな

愛する人がいたら幸せ
それが子供でも養子でも夫でも妻でも

ひとつ答えが出てないことがある
主人公が家政婦に訊いた
「その…不安になることはない?」
『…娘が卵のように真っ二つに割れちゃうかもって?
たまにあるわ』
「どうやって耐えるの?」
家政婦は小さな娘に急かされて微笑んでそのまま帰った  
この答えは出ていないまま映画は終わり

わたしも、ある
たまに、とっても不安になる、どうしようもなく

そういうときは
大丈夫だよ、と自分をなだめながら
むすめが幸せな姿でいる未来を想像する
ニコニコとしていて、安心していて、
泣いたり笑ったりしながら
元気いっぱいにごはんを食べてるむすめを

いろんな人が娘の助けになってくれて
いろんな必要なことに出会って
いつも娘が、そういう環の中にいることを

そうやって考えたり想像するうちに
少しはほっとする

人には安らぎが必要なんだ

幸運とは
一瞬の成功とか確率とかでなく
安らぎのことなのかもしれない。

幸福の追求とは、安らぎの追求。

不安があるなかでは安らげない

矢や鉄砲が降ってきたり
誰かがとなりで悲しく泣いていたら安らげない

全生命の安らぎが、究極の幸福

全力で安らぎを追求する
そのためには優しくもなれるし勇気も出るだろう
それで人生間違いない

そう気付かされた映画です

ありがとう

☆☆☆☆☆