お叱りとポジション

今日は娘を叱った。

長女というポジションが、
こちらが求めてなくても役割を自覚させ、 それ自体は自然なことで良い悪いではないのだけど、行きすぎて困ったことになることがある。
これまでも何度か叱ったけど。

弟はあなたのおもちゃじゃない。
そうやって人をおもちゃのようにするくせがついてるから、
弟にだけでなく、私にも、祖母にも、最近すごく偉そうな態度がひどい。
そうやってしてると 誰もあなたと遊びたくなくなって あなたが悲しい思いをする。
シンデレラのいじわるお姉ちゃんみたいになりたくないよね。アースラみたいになりたくないよね。
そんなふうに叱った。 
弟は、あなたみたいにうまく話すこともできないし、優しいからあんまり怒らないでいつも言うこと聞いてくれるけど、
もしママが同じようにされたら、しょっちゅう怒るよ。弟は優しいから怒らないけど、ふつうすっごく怒るよ。と。

ついでに、
ママは小さいときお姉ちゃんのほうが強くて、ママが悪いわけじゃないのにいじわるされてもやりかえせないし泣くことしかできなくて、とてもつらかった。 
弟にそうだよ?とも話した。
じっさい、うちの姉は私への当たりがひどかったので、しょっちゅう泣かされたり無視されたりしてたので、実感こもりすぎの話だったかしら、と(笑) 
 前々からだったけど、ここ数日は目に余って、注意しても変わらず、いよいよ今日、雷が落ちました。

きっかけは、弟が『ママ、お水ちょーだい』と言いにきたら
娘は椅子に座ってテレビを見ながら顎だけ私に一瞬向けて、『私が先、ちょーだい』と言い放った。
これはあかん。と、とうとう、『こっちを向いてそこに座りなさい。』となりましたよ。

娘は、弟とぬいぐるみとかで遊ぶとき、『○○って言って』『○○○って言って』と、台詞をぜんぶ自分で決めて弟に言わせる。それもすごい矢継ぎ早に。
いままでは多目に見てたけど、もう全体的にあかん領域までなったので、
もうそれをしない。と約束した。

 
長女や長男、最初の子というのは、
親に複雑な気持ちを持たせるものである。

長女シンドロームとか言われるように、
後から生まれた子がいろいろ自分のやりたいことの邪魔をしたりするから、ときに必要以上に自分のポジションや優位性をを守ろうとしてしまうし、それでいて責任感というのも早くから感じてしまう。

長女は、大変な仕事をしてるのです。
のびのびさせる二人だけの時間も、大切にしてきたつもりだけど…娘からはもっとと要求されてるなー。
 
はじめての子が大変なもうひとつの肝心な理由。それは、
長子がはじめてのことは親もはじめて、ってこと。
長子のはじめてのチャレンジは親もはじめてのチャレンジは。
長子の悩みと解決は親もはじめての悩みと解決。 
長子は、親の迷いながらの『はじめて』に生まれたときからずっとずっと付き合ってくれて、下の子たちも通る道を通りやすくしてくれる。 

(昨日寝落ちしたやつ。)