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dance・dance・dance

ああ、きょうの空気は

湿っていて
暖かくて
でも、寒くて
風があって…
晴れたり、曇ったり

こんな空の下でよく踊っていたことを思い出す

今は、コートを着てベビーカーを押しているけど
あのころは裸足で、すぐ薄着になって
振り向かないで踊っていた

引かれる罪悪感という後ろ髪を、ひきちぎるようにして踊って
踊って踊って体を破って、自分を後ろから見たような
体が裏返って音そのものになってしまうような
いくつもの光と闇を通り抜けて
そんな感覚を追いかけて、躍り続けてた

その中に祈りを見出だして

本当にそこに行くにはどうしたらいいのか
踊るのをやめて立ち止まって
そこから歩き出した。

そして今は
まだまだ、未熟で、あらゆるものが遠いけど
ほんとはすぐ近くにあることを、たまには忘れるけど
それでも、暖かな光のもとで、生きていることを感じられる。

イノチを踊る
歓喜して
感謝して
泣いたぶん
笑って。

私の中にいる、私の命
私を通る、命。

どうぞお通りください

音より速く。