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曖昧なものを見分ける心眼。

人の思考なんて曖昧なもの。
ABと説明をされればABっぽく思えるし
BAと説明をされればBAっぽく思える。
ABとBAがまるで違う意味でも。

最近私は思い上がっていたんじゃないかと反省している。
いろんなことが、そうメッセージを送ってるように思う。
この答えはBAじゃん、当然じゃん。そんなことも知らないの?まぁ、私はあなたより知ってるから。
そんな風に。
いやABだと言われればそんな気がするのに。

思考なんて曖昧だ。 

いろんなものに触れた半年間だった。
自分の知らないジャンルにいろいろ触れて『その道』の人にいろんなことを聞いて、
その方法論や仕組みに触れた。
だけど、『人体の仕組み』『精神発達の仕組み』『見えない世界の仕組み』
どれも、聞きかじっただけで、ただ文字列を暗記しただけのようなことだ。
『肚』に落とし込めることは、その中で少しでしかない。

人間はなんのために生きているんだろう。
衣食住と繁殖。それが基本だ。
医学は発達し死亡率は下がり平均寿命は延びた。
あらゆる事象に名前が付けられ、その名前に沿った情報にいくらでもアクセスできる。

それがなんだと言うのだろう。
美味しい物を食べる、文化的に暮らす。
それがなんだと言うのだろう。

見えないものは見えないままだ。

放射能も目に見えない。
魂も目に見えない。
心も感情も目に見えない。

まさに生まれ生まれ生まれ生まれて生のはじめに暗く、死に死に死に死んで死の終わりに冥くだ。

だけど、見えないからと諦める訳にはいかない。
見えるものでさえ思い通りにはできないのに、見えないものはもっとわからない。
見えるものを大切にするだけでも苦労なのに、見えないものは感知することすら難しい。

耳がふたつあるのは見分けるため。
目がふたつあるのは聞き分けるため。
口がひとつなのは嘘を言わないため。


曖昧なものを見分ける心眼がほしい。
そしてその心眼だけで生きていければどれだけ楽か。いや、楽ではないかもしれない。
だけど、まっすぐだ。